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滋賀県立大学で日本語や日本文化を学んでいる米国の留学生たちが本光寺で書道を体験

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 彦根市八坂町の滋賀県立大学などで日本語や日本文化を学んでいる米国の留学生たちが6日、大学近くの本光寺で書道を体験した。
 米国国務省教育文化局では人材の育成と外国語の教師作りを目的に、米国内から選抜した学生たちに世界14の言語を学ばせるCLSプログラムを実施。「日本語」には昨年度に続いて滋賀県立大学が選定され、応募者約500人から選ばれた24人が来日し6月6日から彦根市内に滞在している。
 米国の留学生は20歳代から50歳代までの男女で、滞在する約2カ月間のうちホームステイとアパートで1カ月間ずつ交代しながら過ごしている。これまでに日本語教育の専門家による週20時間ほどの日本語と日本文化の学習のほか、高取山でキャンプ、彦根城の見学、専門家を招いての陶芸・漫画作り・落語の体験などをした。
 この日、留学生たちは本光寺の田中康勝住職から同寺の歴史や浄土真宗の教えなどを聞いた後、書家としても知られる田中住職の指導を受けながら、筆を手に半紙に日本語を書いた後、うちわに好きな文字を書いていた。
 2年前に東京で2カ月間留学した経験があるケンタッキー大学医学部のファイヤド・マンナンさん(22)は「関西、特に滋賀は自然が多く、すごく平和。日本人はいつも相手のことを考えていてすばらしい。書道の先生から学ぶことができてとても良かったです」と流ちょうな日本語で話した。
 留学生たちは8、9日の両日、比叡山延暦寺で座禅や写経を体験し、21日には県大で茶道を体験。29日の送別会を経て帰国する。

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