参院選がきょう22日公示される。滋賀選挙区(定数1)には自民党新人の小鑓隆史氏(49)=公明推薦、民進党現職の林久美子氏(43)=共産・社民推薦、幸福実現党新人の荒川雅司氏(41)が出馬する。7月10日の投票に向け、選挙戦ではアベノミクスの是非や社会保障制度などを訴える。
今回の参院選では定数242の半分にあたる選挙区73、比例代表48の計121議席を争う。安倍首相は与党で過半数(61議席)を目標に掲げているが、近年では自公両党で平成22年に60議席(うち公明9)、同25年に76議席(同11)を獲得している。滋賀を含め、与党と野党共闘が対決する14の1人区が勝敗の分かれ目とみられ、安倍首相は先週17日に早くも湖国入りし、アベノミクスの実績をアピールした。
民進党は「アベノミクスは失敗」「現政権下での憲法改正反対」「立憲主義を無視した安保法案破棄」などを主張。安倍政権を倒すために共産党、社民党との野党共闘を1人区で実施する。
投票権が18歳以上に変更したため、各党とも若者向けの施策もPRしていく。