協定書によると、市と同大学は、市民のニーズに応じた競技や各種スポーツの普及・講座開講の際に協力する「スポーツ文化の普及・振興」、次世代アスリートの発掘育成やスポーツの専門知識・技術の習得など「競技力向上」、若者世代や女性をターゲットにした運動習慣の推進など「健康増進および体力向上」、市内幼保小中学校への学生サポーターを派遣する「子どもや青少年の教育・健全育成」、インターンシップの促進による地元就職率の向上など「地域活性化および若者定着」の5分野を主な取り組み事例にあげている。
調印式で嘉田学長は「人々の内面を育てるためにはスポーツと文化の両方がいる。城がある彦根は文化の中心地であり、国体では主会場になる。地域社会の発展へ貢献していきたい」と話し、大久保貴市長は「(策定する)市スポーツ振興計画に大いに協力頂きたい。この協定を契機にスポーツと文化のまちづくりが進むことを願っている」と述べた。
なお彦根市と大学との協定は、平成17年11月1日の滋賀大学を皮切りに、同18年3月2日に龍谷大学、同23年3月24日に滋賀県立大学と締結しており、びわこ成蹊スポーツ大学が4校目となった。