孔雀尾具足陣羽織は本能寺の変後、命を狙われた徳川家康が岡崎城へ帰還する途中の伊賀越えで、尽力した直政に与えたとされる。その後、新潟の与板藩の井伊家に家宝として伝わり、現在は与板歴史民俗資料館に保管されている。
創業270年以上の帯メーカー・誉田屋源兵衛(京都市)が平成21年に実際のクジャクの尾を使って、縦約1㍍60㌢×横約1㍍で再現。同社の山口源兵衛社長の母親・前川ひろさんが彦根市高宮町出身という縁もあり、取り引き先の京美(彦根市中央町)の協力(主催)で公開することにした。
開館は午前10時~午後6時、最終17日のみ午後5時まで。入場無料。