昨年9月ごろに個展の要請を受けてから、古事記のうち多賀大社の祭神・イザナギノミコトとイザナミノミコトが登場する「天地のはじまり」の項と、高宮神社の祭神・コノハナノサクヤビメが登場する「天孫降臨」の項を紹介する絵の制作に入った。
長さ約10㍍の和紙にイザナギノミコトとイザナミノミコトが誕生した様子や、コノハナノサクヤビメの夫・ニニギノミコトが三種の神器を携えて筑紫の高千穂に降臨する様を各項ごとに描いた。絵の下には古事記の原文の読み下し文を墨で記している。
上月さんは「奈良は古事記の研究が盛んで、彦根や周辺の神様について学びながら描いた。彦根や周辺の方に見てもらって、地元の神様について知ってもらえれば」と話していた。会場では上月さんが描いた手ぬぐいも販売している。
開館は土日のみの午前10時~午後5時、5月1日まで。上月さんも在ろう予定。問い合わせはメール(otokura.kissa@gmail.com)。