同社によると、公共の浄水場できれいになった水は、水道管の老朽化や農薬散布後の農業用水の混入などで、一般家庭に届く時には残留塩素やトリハロメタンなどの化学物質が含まれているという。
ソリューヴは「活性化フィルター」と呼ばれる装置で化学物質を除去。水道管の元栓の内側に取り付けるため、飲み水のほか、洗面や洗濯、風呂など家中すべての場所で安全な水が提供できる。大きさも一升瓶ほどで、設置場所が小さくてすむ。
メイプル・リンク(東京都文京区)が販売しており、県内では営繕社が昨年から代理販売を開始。これまでに湖東湖北を中心に県内で10台設置している。同社から導入した彦根市山之脇町の山本友香(ゆか)さん(39)は「ソリューヴを設置して、それまではペットボトルの水を買っていた主人が『家の水が一番おいしいな』と、つぶやいたことが一番嬉しかった。子どもたちと一緒に入る塩素なしのお風呂も、安全安心で、幸せなひと時です」と話していた。
1台23万5000円(税別)プラス工事費。年に1回、フィルターを交換する。飲食店など企業向けもある。問い合わせは大森さん☎090(6602)1401。