NPO法人ひこね文化デザインフォーラムが企画し、一会流樹聖会の代表・神野豊子さんが講師を務め、2回の教室に親子計32人が参加し、直弼が生活の大半を過ごした居間で体験した。教室では埋木舎当主の大久保治男さんが埋木舎での直弼の生活を説明した後、神野さんが茶道具や菓子の食べ方、茶の頂き方などを説明。直弼が描かれた掛け軸の前に正座で座った子どもたちは、それぞれの説明を熱心に聞いた後、実際に茶せんを使って茶を点て、ほかの子どもたちに差し出していた。
体験した大久保さんの孫で小学3年生の忠眞君(9)は「茶道は難しかったけれど、最初、思っていた以上に興味を持つことができた」と笑顔で話していた。