浄土真宗本願寺派の願乘寺(橘乘道住職)=彦根市錦町=は19日、親鸞聖人七百五十回大遠忌法要を営んだ。子どもたちが化粧をし、そろいの衣装を着て街中を練り歩く稚児行列も行われた。
この日は日中法要と法話の後、稚児行列に参加する門徒や近隣の0歳から10歳までの子ども34人が同寺を訪問。一人ずつが顔に白化粧と口紅を塗られ、はかまを着て、男児が烏帽子、女児が冠をかぶった。
「稚児」たちは4グループに分かれて保護者と一緒に記念撮影をした後、順番に同寺を出発。雨の降る中、傘を差しながら、登り町グリーン通り商店街、千代神社前、中央町商店街、銀座町商店街の約750㍍を1時間かけてお練りをし、寺に到着後は本堂で献花と献香をした。
その後、同寺では法要や記念講話、仏教讃歌などもあり、参拝者が親鸞聖人七百五十回忌を祝っていた。