旧ジャズ喫茶の店・チャップリンなどがあった彦根市銀座町のビルの3階を、芸術家らのグループ「銀ぶら426」が借り受けた。5日からはグループの一人で美術作家のハラミイシカズコさん(53)=彦根市馬場1=の作品展を開いている。
このビルは元々、おもちゃ屋や喫茶店などとして賑わっていたが、近年は空きビルになっていた。彦根市内の芸術家らはこのビルを含め、銀座商店街の再興を目的に昨年11月に芸術展・銀ぶらアートを開催。終了後、このまま閉じるのはもったいないとの思いから、芸術家ら5人がグループを結成。ビルの3階を活動拠点にし、メンバーの展示やイベントなどの会場として活用することにした。
最初のイベントとなったハラミイシさんの作品展では、各スペースを「ファッションの部屋」「フランシス・ベーコン(芸術家)の部屋」「図書室」として区分け。古着や古紙をリサイクルしながら作った衣服や帽子、自画像など約80点を展示している。
ハラミイシさんは「『ごみからごみを作る』をイメージして作った作品が並んでいる」と独特の表現で来場を呼びかけている。開館は午前11時~午後5時半、31日まで。問い合わせは代表の上田三佳さん☎080(5312)1297。
旧チャップリンでライブ
旧チャップリンでは17日午後7時半~米国・ニュージャージー州をイメージしたデュオ・アニス&ラカンカらのライブが行われる。前売り2000円(当日300円アップ)。前売り券は京町の古本屋・半月舎で販売。問い合わせはメール(moimoi.mmm@gmail.com)。