衆院選はいよいよ14日に投開票が行われる。滋賀2区には、民主党元職の田島一成候補(52)、共産党新人の中川睦子候補(56)、自民党前職の上野賢一郎候補(49)が出馬している。
田島候補は、現政権に対して「アベノミクスは東京や大企業が恩恵を受け、地域や中小企業に届いていない」と指摘。農家への個別所得補償制度や福井の原発の再稼働反対などを主張し「疲弊した地域を立て直す」と訴えた。公示前後には党の実力者や元タレントの女性議員らが応援に駆けつけた。
上野候補は、アベノミクスの実績を具体的な数値で示して「デフレ脱却の糸口が見えてきた」とアピールしながら「地方の暮らしの実感はこれからだ」とアベノミクスの継続の重要性を説明。外交や安全保障政策の成果も取り上げていた。選挙中には幹事長や党重鎮らの支援も受けた。
期日前投票に訪れた手塚智子さん(40)は「仕事帰りに投票に来た。前回の知事選の時もここで投票しており、商業施設で投票ができるのは便利で良いと思う」と話していた。期日前投票は13日まで、ビバシティのほか、市役所本庁舎と稲枝支所で行われている。