世界各国を約4年間旅した彦根市沼波町の伊藤裕介さん(35)が、人々が集えるカフェ「旅LOVEチャイハネ」のオープンに向けて自宅を改装している。
伊藤さんは平成21年7月から昨年8月までバックパッカーとして、アジアやヨーロッパ、アフリカなど81の国と地域を旅した。そのうち、中央アジアから西アジアにかけてある喫茶店「チャイハネ」に頻繁に立ち寄ったという。
中央・西アジア地域では、チャイが「茶」、ハネが「家」という意味。伊藤さんは「お茶を提供するカフェというよりも、人が集まるからお茶を出す憩いの場のような所だ」と説明する。
伊藤さんがオープンを目指す店は七曲り通り沿いで、父親の昇さん(61)が経営する手打ちそば屋・文久蔵の奥にある。床に立方体に切った木を敷き詰め、壁にはカラフルなデザインの絵を描いており、一緒に経営する河嶋秀幸さん(30)=芹川町=や大学生たちと一緒に、来年1月中のオープンに向けて急ピッチで作業をしている。
店では飲み物やケーキ、酒のつまみなどを提供するほか、イベントも開催する予定。伊藤さんは「色んな方たち同士が出会い、人生を変えられるような場所をつくっていきたい」と話している。
問い合わせは同店のフェイスブックか伊藤さん☎080(8331)3034。