パッチワークの創作グループ「ちくちくQuilt倶楽部」のパッチワークキルト展が11月3日まで多賀町のあけぼのパーク多賀で開かれている。
パッチワークは布の切れ端を縫い合わせて独特の質感や模様を作り上げる手芸で、キルトは綿の布を使って立体的にするのが特徴。同団体は平成13年に結成され、現在は長浜から守山までの25人がメンバー。毎月4回、多賀の藝やカフェで活動している。
作品は会員が作った約2㍍四方の巨大な物を含むタペストリーを中心に、バッグやポーチ、小物など100点以上を展示。東京国際キルトフェスティバル2013で入賞した昭和初期の布で作られた作品のほか、野良着や江戸時代の継ぎはぎ布なども並べている。
代表の竹内綾子さん(60)は「布には色々なメッセージがあり、智恵も詰まっています。作り手の思いのこもった作品を見に来てください」と話している。
観覧無料。会館は午前10時~午後6時(土日祝日は同5時まで)。30日休館。問い合わせは多賀町立博物館☎(48)2077。