滋賀中央信用金庫は3日から、国の有形文化財でもある銀座支店(河原3)をライトアップする。
旧彦根信用金庫と旧近江八幡信用金庫が合併して今年で10年を迎えるため、その記念と地域のまちづくりの一環としてライトアップすることに。
銀座支店の建物は木造2階建ての54平方㍍で大正7年に建設され、当時は明治銀行彦根支店だったが、昭和7年に同銀行が破綻した後、病院として使われ、昭和33年から信金となった。平成23年10月に国の有形文化財に指定された。
ライトアップは日没後から午後11時まで。設置したLEDは16種類の配色が可能で、4月が桜のピンク色、8月が空色、今年10月が城フェスに合わせて井伊家の朱色など、季節やイベントに合わせて照らす色を変える。初日の3日午後6時50分~は点灯式がある。
滋賀中央信用金庫は合併10周年を記念し、地域の学校教育の充実を願って県内12市町に総額1150万円を寄付する。同金庫の営業店がある彦根や近江八幡、草津など7市と甲良、豊郷、多賀、愛荘、竜王の各町に寄付。彦根には1日に寄贈した。