平成36年に滋賀県内で開催予定の第79回国民体育大会の主会場が今月25日にも選定される可能性がある。これに先立ち、県立彦根総合運動場が候補地の一つになっている彦根市は20日午前8時半~市役所で、主会場誘致に向けた決起式を開いた。
国体の主会場の候補地は、彦根総合運動場のほか、県立希望が丘文化公園(野洲、湖南両市と竜王町)、びわこ文化公園都市(大津、草津)の3カ所があがっている。主会場選定専門委員会(事務局・県教委)は今月25日の4回目の会議で結論を出す予定だが、嘉田知事が県議会で5月に結論を引き延ばす可能性を示唆しているため、流動的だ。
彦根市を含む湖東・湖北の7市町は昨年11月に彦根への誘致を求める要望書を嘉田知事に提出している。市は更に機運を高めて最後の追い上げを図るため、幟(のぼり)旗の披露を兼ねて決起式を開催。市長や教育長、体育団体の代表らが出席し、最後は参加者全員による「がんばろうコール」で締めくくった。