今月14日告示、21日投票の彦根市長選に向け、立候補を予定している3陣営が団体を立ち上げ、街宣カーを走らせるなど事実上の選挙戦を開始している。カッコ内は団体名とイメージカラー。
現職の獅山向洋氏(72)は先月30日に本町で事務所開きを行い、自民党の衆院議員、県議、市議らが駆けつけた(「明るい彦根市民の会」・赤)。
元県議の大久保貴氏(49)はベルロードの長曽根南町で事務所開き。民主党の国会議員(元を含む)の秘書、県議、市議らがあいさつ(「強い彦根を創る会」・黄)。
国会議員元秘書の有村国知氏(38)は外町に事務所を設置、自民党の県議らから支援を受けて活動している(「明日の彦根を拓く会」・青)。
政党別では自民党が獅山氏と有村氏に分かれているが、いずれも推薦などはしない意向。大久保氏には民主党の陣営がついているが、同党への逆風が続いているため、推薦までは受けない予定。共産党は自主投票で、公明党も自主投票の意向。
候補者招き討論会
彦根市民団体「彦根市長選を100倍盛り上げる会」は7日午後1時半~ビバシティホールで公開討論会を開く。立候補予定者3人を招く予定だったが、現職は欠席する予定。滋賀県立大学の大橋松行教授をコーディネーターに、来場者に防災や原発、農業、雇用などについて聞いた後で、立候補予定者に一問一答形式で聞く。後半は討論会も。
来場者にはビバシティの専門店街で特典が受けられるサービスも。当日の模様はUstream(http://www.ustream.tv/channel/hikone100bai)で生中継される。同会では店内で中継できる商店などの協力を求めている。問い合わせは代表の柴田さん☎090(2061)5135。
ポスター掲示板設置
市長選に合わせて1日から市内各所にポスターの掲示板の設置が始まった。掲示板は横約4㍍・縦約1・3㍍(支え入れると約2㍍)。6人分のポスターのスペースがあるが、6人目には投票日が印刷。263カ所に5日までに設置される。