東日本大震災から2年目となった11日、彦根市尾末町の滋賀県護国神社でキャンドルナイトが行われ、来場者はキャンドルを前に震災の犠牲者に祈りをささげていた。
護国神社でのキャンドルナイトは昨年に続く2回目で、今年は滋賀県立大学(八坂町)の学生グループ「あかりんちゅ」が企画。ひこねキャンドルナイト実行委員会の協力を得ながら、学生と教員計10人が約4400個のキャンドルを拝殿や拝殿前に設置し、震災が起こった午後2時46分には作業を中断してメンバー全員で黙とうをした。
午後7時ごろには、ほぼすべてのキャンドルが点灯し、来場者は手を合わせていた。
娘のふたばちゃん(1)と息子の暁君(4)と訪れた錦町の中村光佐さん(32)は「早く復興してもらいたいという思いを込めて祈った。被災地のことは忘れないようにしたい」と話していた。