彦根梨の販売が石寺町の果樹工房(彦根梨販売所)などで始まった。
彦根梨は、市内の22戸の農家が石寺町の曽根沼干拓地約11㌶で栽培している。先週始めから出荷が始まり、各農家が早朝に収穫。工房ではパート職員らが一つずつ手に取って傷の確認をし、選果機で糖度や熟度を選別した後、袋詰めしている。
品種は例年の幸水と豊水のほか、「お盆の時期に欲しい」との要望を受けて昨年から収穫している筑水(ちくすい)がある。収穫量は昨年同様の約120㌧を見込む。出荷作業は幸水が9月上旬までで、豊水が9月5日から10月上旬まで行われる。今年は天候に恵まれたため、糖度が高く甘いという。
価格は1袋600円(幸水=1・4㌔、豊水=1・6㌔)、箱入りは幸水と豊水3200円(5㌔)、幸水・豊水の特別箱セット3400円(3㌔)、筑水・幸水・豊水セット1400円(2㌔)。JA直売所や量販店でも販売している。箱詰めの予約の問い合わせは果樹工房☎(43)4174へ。