人工知能(AI)やロボット技術などを活用した次世代型の「スマート農業」を学ぶ研修会が20日、彦根市甘呂町の南地区公民館と近くの水田で行われ、県内を中心に農家や農業関係者ら約230人が参加した。
農林水産省は今年度、「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト」を全国各地で展開。滋賀県では県、フクハラファーム(薩摩町)、立命館大学、ヤンマーアグリジャパン、積水化学工業が共同事業体を立ち上げ、水稲、麦、キャベツ栽培の実証研究に取り組んでいる。
研修会では県とフクハラファームが実証研究について説明し、立命館大学が「農業機械の自動化」について解説、ヤンマーと積水化学が各社製品を紹介した。その後、参加者は2班に分かれて水田に向かい、AIを活用したキャベツの自動収穫機、無人で操作するロボットトラクター、ドローンの実演を見学した。