滋賀県立大学の学生が彦根城内8カ所にある案内板を新たに製作した。
作ったのは環境科学部環境デザイン学科4年生の山田有希さん(23)と高橋朋之さん(22)。元々の案内板は平成元年から同3年にかけて市によって作られ、表門、馬屋前交差点、大手門、大手前券売所、天秤櫓堀切、黒門、天守前広場、西の丸広場に設置された。
20年以上の経過により、表示が見えにくくなるなど劣化が目立っていたため、市教委文化財課は県立大に製作を依頼。高橋さんらは彦根市都市計画図を基に現地で写真撮影をしたり、さまざまな資料を参考にしたりして完成させた。
出来映えについて山田さんは「見やすくなったという声を耳にし、作って良かった」と話していた。