近江鉄道は、彦根駅構内の近江鉄道ミュージアムを来月8日に閉館すると発表した。
同館は彦根城築城400年祭に合わせて平成19年3月21日にオープン。線路上では近江鉄道の貨物輸送を支えた大正時代の電気機関車、資料館では閉塞器や開業免許書などを展示してきた。またガチャコンまつりや小学校の社会科見学などの時にも開放した。
資料館は大正9年(1920)に変電所として設立された建物で、その後、電気関連の事務所となり、ミュージアムのオープンに合わせて改装された。しかし、建物の老朽化が目立ってきたため閉館することにした。展示物は八日市駅に移す予定で、閉館以降の跡地利用は未定。
最終日になる12月8日には「近江鉄道ミュージアム感謝祭」を開催。来場者300人に記念のポストカードのプレゼントや館内の部品を販売する(正午~)ほか、近江鉄道グッズの1500円以上の購入者先着100人に「豊郷あかね」とミュージアムをデザインした限定のB3判ポスターを進呈する。午前10時~午後2時。入場無料。