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Channel:     滋賀彦根新聞
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近江高 前橋育英下し3回戦へ 林投手好投で父「テンポ良かった」

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 第100回全国高校野球選手権記念大会の2回戦が13日、阪神甲子園球場で行われ、滋賀県代表の近江高が第3試合で群馬県代表の前橋育英高と対戦。九回裏に有馬諒捕手(2年)がサヨナラ打を放ち4対3で勝利した。次戦は17日の第1試合で2001年以来のベスト8をかけ、静岡代表の常葉大菊川高と戦う。
 試合は一回に近江が先制したが、2回に前橋育英が3点を奪い逆転。六回に近江が3安打で一死満塁とし、3番・家田陸翔選手が左前に2点適時打を放って同点にした。3対3で迎えた九回裏、近江がクリーンナップで無死満塁のチャンスを作り、6番の有馬が中前に適時打を放ってサヨナラ勝ちした。
 投手は1回戦で好投を見せた佐合大輔投手(3年)が先発。1対3で迎えた四回から林優樹投手(2年)に代わり、6回無失点の好投で勝利に貢献した。

 近江高のアルプス席には近江トラベルのバス31台の1380人を含む3000人以上で満員となった。1回戦は県大会のコンクールと重なり応援に駆けつけることができなかった吹奏楽部の部員69人も参加。OB14人と一緒に8曲の応援歌を演奏し、アルプス席を盛り上げた。部長の吉岡凜君(17)=彦根市平田町=は指揮を担当。「1回戦に来られなかった分、応援に力を込めた。春のセンバツ時より曲が増えて違った楽しさがある」と話していた。
 好投を見せた林投手の父・雅之さん(47)は「テンポ良く投げられていて、観戦していて気持ちが良かった」と笑顔を見せた。
 サヨナラ打を放った有馬捕手の父・雅規さん(51)は「みんながチャンスを作ってくれて良い場面で回ってきた。打った瞬間は抜けてくれと思った。盗塁を刺すなど守備でも貢献できた」と喜んでいた。
 近江高野球部の保護者の藤居秀隆さん(39)は「素晴らしい試合が続いているので、この勢いでぜひとも滋賀県勢初優勝を」と話していた。

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