石田三成と井伊直政にちなんだ「三成しょうゆプリン」と日本酒「万千代」の販売が4月29日から彦根市内で始まった。
飲食店の「近江や」(本町)と「餃子省」(後三条)が考案。三成しょうゆプリンは、以前にプリンの移動販売をしていた餃子省店主の岩崎誠さん(56)が、原町の原宮喜本店のしょう油「石田三成」をキャラメルの代わりに使って作った。観光客が手に持って歩きながら食べられるようにジュレ状にした。110㌘375円。近江やで販売している。
日本酒の万千代は、醸造会社の多賀の酒「大老」のラベルを変える形で開発。昨年の大河ドラマ「おんな城主直虎」で直政役を務めた俳優の菅田将暉さんが、京町の千代神社を訪れたこともあり、商品名に直政の幼名を採用した。720㍉㌘で2484円。銀座町のワインセラーヤマガタヤで販売している。
近江や店主の若林政宏さん(56)は「受け継がれてきた先人の思いと、今を生きる職人の技と夢が詰まった商品だと思います」と話している。