高宮町が彦根市との合併60周年を迎えたため、記念の式典が4日、高宮地域文化センターで開かれ、地元住民ら72人が出席した。
高宮町は昭和32年4月3日に彦根市と合併。また高宮村から高宮町になった大正元年から105周年、江戸時代に中山道の高宮に宿駅が設置された慶長7年(1602)から415周年を迎えた。
高宮学区連合自治会では合併60周年と、高宮町制105周年、中山道高宮宿415周年を兼ねた記念式典を開催。式では同自治会の大橋和夫会長が「商店街の衰退や少子高齢化、家族形態の多様化など地域の課題は多くある。高宮の発展のために今後も支援と協力をお願いしたい」とあいさつ。
同自治会名誉会長の中村善一郎元県議のあいさつ、高宮町に彦根工場があるブリヂストン・スクリーンホールディングス・マルホの3社への感謝状贈呈、特別功労者と功労者への表彰があった。
来賓を代表し、大久保貴市長は「魅力あるまちづくりを期待しており、市としても地元の3人の議員と力を合わせて高宮の発展につなげたい」と述べた。また高宮出身の八木嘉之市議会議長は「地元市議の3人はライバルだが、仲が良く、力を合わせていきたい。多くの先人のたゆまぬ努力により今の高宮の発展があると確信しており、先人の思いを次の発展のために受け継いでほしい」と語った。