重要文化財の彦根城の西の丸三重櫓の白壁が昨年末からはがれたままになっている。琵琶湖の方向からもはがれた状態が確認でき、早急な修理が必要な状況だ。
はがれているのは三重櫓1階部分の琵琶湖側の北西部。市教委文化財課によると、強風によって小範囲ではがれているのを昨年12月9日に確認。その後、はがれた範囲が広がり、現在はその広さが約4平方㍍になっているという。
滋賀大学やカインズの方向からもはがれた状態が目立っており、市民からは「せっかくの重要文化財なのにみすぼらしい」との声があがっている。
すでに文化財課にも複数の市民から報告が入っており、同課の担当者は「文化庁などへの手続きを経て、観光客が落ち着く6月にも修理にかかりたい」としている。