国宝・彦根城築城410年祭がきょう18日に開幕する。12月10日までの268日間、彦根城内を中心に市内各所でさまざまなイベントが開催される。18日から始まる主なイベントは以下の通り。
▽天秤櫓=彦根屏風や井伊家のコレクション、彦根更紗などを映像で説明する「井伊家 家宝の魅力と江戸期の世界」(7月2日まで)。
▽西の丸三重櫓=江戸時代の彦根城や城下町を映像で流し、当時のまちに入り込める「プレイバック城下町彦根シアター」。
▽開国記念館=NHK大河ドラマに登場する衣装・小道具や井伊家に関する物を展示する「大河ドラマにみる井伊家『花の生涯』から『おんな城主 直虎』まで」。
▽彦根城エリアと城下町エリア=3カ所ずつに設置された宝を探す「リアル宝探し×城下町彦根 伝説のお宝探偵団」(5月7日まで)。
開幕日の18日には午前9時半~彦根城博物館能舞台で開幕式典が行われる。第1部では彦根鉄砲隊による祝砲、浜松市の鈴木康友市長らあいさつ、ひこにゃんや直虎ちゃんらによる開幕宣言がある。第2部では四代目・玉田玉秀斎さんによる記念講談がある。
このほか、午前11時10分~天守前広場で開幕記念行事が開催。ひこにゃんが参加して先着410人にきな粉もちの振る舞い、市民ボランティア団体・ひこねを盛り上げ隊のメンバーたちによる「直虎、直政からの継承、そして未来へ」と題した寸劇がある。雨天時は寸劇のみ中止。
二の丸駐車場内では祭り期間中、ご城下にぎわい市「彦根ええもん物産館」も行われ、51店舗が出店し、近江牛、湖魚のつくだ煮、ふな寿司、和菓子、地酒、ひこにゃんグッズ、花見弁当などが販売される。午前9時半~午後5時。
彦根城築城410年祭のパンフレット=写真=が完成し、彦根市内の観光施設、彦根観光協会、彦根商工会議所などで配布されている。
彦根城内の絵図と、期間中に各櫓などで行われるイベント内容を紹介しているほか、直虎と直政についての解説、井伊家ゆかりの寺社の説明も写真入りでしている。二つ折りでA4判、4ページ。近隣市町や親善都市などにも設置する予定。