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33歳の若さで亡くなった米田愛さんのイラスト展ギャラリー喫茶おとくらで

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 33歳の若さで亡くなった米田愛さんのイラスト展が彦根市高宮町のギャラリー喫茶おとくらで3日から開かれている。母親で高宮出身の眞由美さん(63)=東近江市能登川=は「娘の作品を見てほっこりして頂ければ」と来場を呼びかけている。
 愛さんは約5年前に脳炎を発症し、手足が不自由になった中、リハビリをしながら入院先の病院などでイラストを描き始めた。眞由美さんによると、子どものころから絵を描くのが好きだったという。
 平成25年5月には眞由美さんが長年の夢だった喫茶店(「おこじょ」)を東近江市内の自宅前にオープン。愛さんも店を手伝っていたが、翌年夏に再び体調を崩し、9月12日に亡くなった。
 作品は色鉛筆やサインペン、シャープペンシルを使って、笑顔の女の子たちが一緒に買い物をしたり、雪遊びをしたりしている様子が明るい表情で描かれている。亡くなるまでに1000点以上描いたという。
 今年3月には愛さんの作品をまとめた画集を自費出版し、リハビリ中だった病院の看護師らが愛さんに名付けた3つのペンネーム「花が咲く」「ハチミツ」「君と共に」のフランス語「Fleurir・miel・avec_toi(フルリール・ミエール・アヴェクトイ)」をタイトルに採用。初の個展となった高宮での展示会でも同じタイトルをテーマに使い、愛さんの作品30点と画集を展示している。
 眞由美さんは「娘は深い悩みを抱いていたはずですが、それを感じさせない明るく軽快なタッチの作品を見てほしい」と話している。開館は今月25日までの土日の午前10時~午後5時。おとくらの場所は高宮神社前。駐車場あり。

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